犬の毛が床や服につくと、つい長くブラッシングしたくなるものです。けれど、手入れを続けるには毛をたくさん取ることより、犬が落ち着いて参加できる進め方が大切です。
毛質に合う道具を確かめる
短毛、長毛、毛が絡まりやすいタイプでは、必要な道具や手入れが異なります。商品説明の対象と使い方を確認し、迷ったらトリマーや獣医師に相談しましょう。人気のブラシがどの犬にも合うとは限りません。
ブラシの先端が傷んでいないか、持つ人が力を入れすぎていないかも確認します。抜けた量だけを成果にせず、皮膚に負担をかけないことを優先してください。
一度に全身を仕上げなくてよい
まず道具を見せ、犬が落ち着いている状態で短く触れます。嫌がる前に区切り、扱いやすい部位から少しずつ慣らしましょう。途中で離れようとしたら押さえ込まず、次回は時間や触る範囲を小さくします。
家族で交代する場合は、今日はどこまで手入れしたかを伝えておくと、同じ場所を繰り返しこすらずに済みます。
寝床と衣類の掃除を分けて考える
犬のケアだけで室内の毛をなくそうとせず、寝床のカバーを洗えるものにする、玄関に衣類用クリーナーを置くなど、人の動線も整えます。洗濯表示を確認し、十分乾かしてから戻しましょう。
掃除機が苦手な犬には別の場所で休んでもらい、掃除する部屋を順番に変えると進めやすくなります。毛が目立つたびに犬をブラッシングするのではなく、掃除と手入れを別の習慣にします。
皮膚の変化は専門家へ相談
部分的に毛が薄い、赤みや傷がある、強くかゆがるなどの場合は、単なる抜け毛対策として道具を増やす前に動物病院へ相談します。急な変化があれば、時期や使い始めた用品を記録しておきましょう。
日々の手入れを小さく分けると、異変に気づく機会にもなります。犬が落ち着ける場所、合う道具、短い時間の三つを見直すところから始めてみてください。