猫と引っ越す日の段取り|荷物より先に決めたい静かな一部屋

引っ越し先の静かな部屋で毛布とキャリーのそばにいる猫

猫と引っ越す日は、旧居と新居の両方に、作業の人が出入りしない部屋を用意しておくと動線を整理しやすくなります。家全体を一度に見せることより、逃げ出す機会を減らし、使い慣れた物のそばで落ち着ける時間を確保することを優先しましょう。

箱詰めの前に猫の居場所を決める

引っ越し直前は、家具の位置も家族の動きも変わります。寝室など閉められる部屋を一つ選び、寝床、水、食事、トイレを互いに離して配置します。猫が隠れても取り出しにくい家具の隙間や、開いた窓がないかも確認してください。静かな部屋がない間取りなら、作業時間と猫の移動時間を分ける方法を業者や家族と相談します。

当日の担当者は一人に絞る

誰かが見ているだろう、という状態を避けるため、猫の所在と扉の開閉を確認する担当を決めます。搬出前に猫を部屋へ案内し、関係者にその部屋を使わないと伝えます。ドアには注意書きを付け、休憩や荷物確認で開けるときにも声を掛け合いましょう。玄関が開いている間に、猫を抱いて部屋の間を移動するのは避けます。

最後まで残す物を別の袋へ

いつもの毛布、食器、食べ慣れたフード、トイレ用品、清掃道具をまとめ、荷物の奥へ入れないようにします。新しい生活を始めるからと、寝床まで一度に新品へ交換する必要はありません。使い慣れたにおいのある物を、汚れや破損がない範囲で新居にも持っていきます。書類や連絡先の控えは人の手荷物に分けておくと探しやすくなります。

移動は閉じたキャリーで

キャリーの扉と留め具を出発前に確認し、猫を入れたら移動先の安全な室内に着くまで開けません。車内や駐車場で様子を見るために扉を開くと、逃げ道ができてしまいます。車で運ぶ際は製品の説明に従って安定させ、車内に猫だけを残さないでください。乗り物が苦手な猫や持病がある猫は、引っ越し前にかかりつけへ相談して計画を立てます。

新居では探索を急がない

先に静かな部屋を整え、窓と扉が閉まっていることを確かめてからキャリーを開けます。出てこなくても引っぱり出さず、近くで大勢が見守ることも控えます。食事や排泄、休息の様子を見ながら、探索する範囲を少しずつ広げましょう。何日で慣れるかは一律ではありません。予定表に合わせて無理に次の部屋へ進める必要はありません。

荷ほどき後も確認すること

段ボールを片づけるたびに、猫の居場所と戸締まりを確認します。住所変更に伴う登録情報や連絡先の更新、新居近くの動物病院の確認も忘れずに。食べない、排泄がいつもと違う、ぐったりするなどの変化は、引っ越しのせいと決めつけず獣医師へ相談します。当日の成功は、すぐ普段どおりになることではなく、安全に休める場所へ移れたことから考えましょう。集合住宅では、共用廊下でキャリーを置く時間も短くできるよう、鍵や移動車の準備を先に済ませます。猫の移動中に荷物を探さなくてよい順番を考えておきましょう。

あわせて読みたい:猫をキャリーに慣らすための練習

参考にした情報

Cats Protection:Moving house with your cat(確認日:2026年9月23日)

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